ちょっと重い記事を書きます

岐阜・中3死亡 いじめ告発を生かせなかった : 社説 : 読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/editorial/20190710-OYT1T50079/ 


こちらに関連する記事です。


2007年、神戸市の私立高校で男子生徒が飛び降り自殺をしました。

私の母校です。

不登校だったので、中高一貫校だったにも関わらず私は中学時代しかお世話になっていませんが。

その短い間にも私には色んな出逢いがあって色んな経験がありました。

いじめみたいな事を傍観してしまった時もあった。喧嘩が起こると「止めずにやらせろ」的な空気もあった。それでも、みんな仲良くやってたと思います。

事件の発生後、校長先生は「学校側はいじめの事実を確認できていない」と言いました。

人が死んでるんですよ?

校長先生が悪い訳じゃないかも知れませんが、罵声を浴びせたくなりました。

「もっと、生徒一人一人を学力等の抽象的側面以外から見てあげる事はできなかったのか」と。

私の母校は私学です。中学から入る子ども達は中学受験をします。

高校から入る時も、もっと難しい入試を経験して入ります。

よく言われますが、あれは一つの戦争です。

頑張って入ったのに…。

大人や社会の決められたものさしで測られて、個性や感情は埋もれていくばかり。


授業中に「トイレに行きたい」と言ったまま、遺書をポケットに忍ばせ校舎から飛び降りた彼はどんな気持ちだったんやろうか…。

誰にも言えず、言ったかも知れないけど誰も気づいてくれず。

誰か気づいたとしても、さして大事とは捉えてもらえず。

学校側はこうも言ってました。

「恐喝は冗談のようなものだった。」

人が死んでいるのに…。

周りに理解してもらえない、SOSを出しても届かない。

広い視野で見れば些細な事かも知れません。"冗談"なんかも知れません。

でも、彼の心の中は絶望やったと思うんです。

被害者がそんなに思いつめているのに、"冗談"で済ませてしまえる事なんてないでしょう。

何もしてあげれない学校が、社会が、自分自身が悔しかった。


だから私はNPO法人を立ち上げました。

その活動に目がとまり、今の会社に引き抜いていただき長年、不登校をはじめとした支援に携わってきました。

でも、またこういう事件が起きてしまった。

ニュースを見る旅に寂しくなります。

そして、変わらない学校や行政の対応に憤りさえ感じます。

今、またこうやって個人でオンライン塾の運営を始めましたが、これでどれだけの子どもの力になれるんだろう。

ほんとに、一人で抱え込まないでください。

なんでも相談してください。

自分らしく、立ち上がるために。

関西自立学院/不登校専門オンライン塾

1/30人。中学校における不登校児童生徒の割合です。 (2017年度「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題」より) 弊学院は、そんな子ども達を支援するために設立された不登校専門オンライン塾です。 大手教育企業での通信制高校・フリースクール、不登校専門家庭教師を運営してきた経験を活かし、気持ちを理解し、共感し、寄り添ったサポートをいたします。